サステナビリティへの取り組み
当社はサステナビリティな社会の実現のため、様々な取り組みを行っております。この取り組みについて、以下ご案内いたします。
1.サステナビリティ経営に向けた当社の考え
当社の経営理念「地域医療に貢献する」は、SDGsが目指す「誰ひとり取り残さない社会の実現」と強く結びついています。
当社は医療を通して「サステナビリティでよりよい社会」の実現を目指しています。医療セグメントにおいて、短期的・中長期的両方の視点で社会課題の解決に取り組むことにより、当社の更なる成長を目指し、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
2.サステナビリティを踏まえた当社の取り組み
当社のサステナビリティ経営に関する方針と重要課題への取り組み、および設定目標をご紹介します。
〔 方針①環境に対する取り組み 〕
当社は環境に対する方針で「CO2排出抑制」、そして「省エネルギー」を掲げ、地球温暖化の抑制やCO2排出量の削減に重点を置くなど、持続可能な社会の実現に貢献することを目指しています。当社では、「ガソリン・軽油の使用量削減」「電力使用量の削減」「省エネルギー車両への切り替え」について対前年比減を重点目標に設定し、2050年のゼロカーボンシティに貢献できるよう、引き続き取り組んでまいります。
ガソリン・軽油の年間使用量及びCO2 排出量推移
年度(4月~3月) | 2013年度 | 2014年度 | 2015年度 | 2016年度 | 2017年度 | 2018年度 | 2019年度 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 |
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ガソリン使用量(L) | 694,951 | 692,926 | 670,389 | 640,427 | 645,610 | 627,554 | 613,441 | 595,661 | 591,793 | 598,977 |
軽油使用量(L) | 43,274 | 42,661 | 42,652 | 37,360 | 31,798 | 36,238 | 34,664 | 27,853 | 27,468 | 26,313 |
CO2排出量(t-CO2) | 1,725 | 1,719 | 1,667 | 1,583 | 1,581 | 1,551 | 1,514 | 1,455 | 1,445 | 1,460 |
※使用したガソリンや軽油は、環境省「算定・報告・公表制度における算定方法・排出係数一覧」に基づき算出。
➡ガソリン使用量は前年比増となりました。これは、新型コロナ感染症の感染リスクに落ち着きがみられ、対面での営業活動が増加したためと推察されます。引き続き、営業車両をハイブリット車等に置き換える等の取り組みを実行し、前年比CO2排出量減を達成できるよう努めます。
年間電力使用量及びCO2 排出量推移
年度(4月~3月) | 2013年度 | 2014年度 | 2015年度 | 2016年度 | 2017年度 | 2018年度 | 2019年度 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 |
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CO2排出係数 | 0.00062 | 0.0006 | 0.00053 | 0.000483 | 0.000463 | 0.000347 | 0.00037 | 0.000479 | 0.00048 | 0.000479 |
年間電力使用量(kWh) | 701,694 | 681,878 | 629,721 | 1,006,874 | 1,145,113 | 1,152,430 | 944,132 | 961,527 | 957,554 | 925,251 |
CO2排出量(t-CO2) | 433 | 408 | 332 | 486 | 530 | 400 | 349 | 461 | 460 | 443 |
※使用した電力は、環境省「算定・報告・公表制度における算定方法一覧」、九州電力発表CO2 排出係数に基づき算出。
※直近2020 ~ 2021 年度におけるCO2 排出量急増は、九州電力発表排出係数(t-CO2 / kWh)上昇による。九州電力によると販売電力量 が減少した中、原子力発電所の発電電力量が定期検査に伴い減少したこと、火力発電所の発電電力量が増加したことから、前年度に比べ CO2 排出係数が上昇したとのこと。(引用:九州電力ホームページ)
※1年間電力使用量は、鳥栖物流センター・鳥栖SPD センター(以上佐賀県)・福岡SPD センター・長崎物流センター の合計。なお福岡SPD センターは2013 年度設立、長崎物流センターは2016 年度設立、ともに設立時からLED 照明。 鳥栖物流センター・鳥栖SPD センター( 佐賀県) は2019 年にLED 照明に切り替え。※2013 年福岡SPD センター設立、2016 年長崎物流センター設立
➡各センターにおける年間電力使用量は、こまめな消灯、業務見直しによる効率化などによって前年比減となりました。しかしながら、CO2排出量は前年比増加となりました。これは電力会社によるCO2排出係数の増加によるところが大きいものと思われますが、引き続き電力使用量の削減に努めてまいります。2023年度もまた、CO2排出量前年比減を目標といたします。
〔 方針②社会に対する取り組み 〕
当社は、社会に対する方針で「価値創造に貢献できる高い専門性を持つ人材育成」「多様性のある人材活用」を掲げ、持続可能な社会の実現に貢献することを目指しています。国内外において、健康や福祉、人権・貧困、都市と暮らし、ジェンダー平等や教育などさまざまな社会課題が顕在化しており、慰労セグメントにおける社会インフラを担っているという事業特性上、この課題は取り組まなければならないことであり、果たすべき役割も大きいものと考えます。
また、女性活躍推進法における一般事業主行動計画(2020年~2025年)では、新卒採用における女性社員の比率を25% 超とすると目標を設定しております。
これらを踏まえ、当社は2024年度までに女性や若年層、定年を迎えるシニア世代もが活躍できるダイバーシティ環境の実現に係る制度を構築し、多くの従業員が活躍できる場を創出します。
ダイバーシティ&インクルージョン推進
当社では、持続的な成長と企業価値向上のために、多様な価値観を尊重することが重要と考え、様々な人材が活躍できる職場環境を整備しています。女性が職業生活で希望に応じて能力を発揮し、活躍できる環境の整備に努め、広く活躍の機会を提供していきます。
当社年度(6~5月) | 2022年度 | 2021年度 | 2022年度 |
---|---|---|---|
全従業員に占める 女性の割合 |
48.2% | 48.3% | 47.9% |
全従業員数 | 933 | 952 | 952 |
うち女性 | 450 | 460 | 456 |
当社年度(6~5月) | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 |
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新卒採用に占める 女性社員の割合 |
16.7% | 25.0% | 30.0% |
新卒採用者数 | 12 | 24 | 10 |
うち女性 | 2 | 6 | 3 |
当社年度(6~5月) | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 |
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全管理職に占める 女性社員の割合 |
6.4% | 6.1% | 6.1% |
管理職数 | 110 | 114 | 114 |
うち女性 | 7 | 7 | 7 |
当社では「人事ポリシー」を制定し、経営戦略と一体になった人事を実践し、未来を切り開く持続成長可能な人材の育成を行っています。
➡当社では、持続的な成長と企業価値向上のために、多様な価値観を尊重することが重要と考え、様々な人材が活躍できる職場環境を整備しています。女性が職業生活で希望に応じて能力を発揮し、活躍できる環境の整備に努め、広く活躍の機会を提供していきます。
〔 方針③ガバナンスに対する取り組み 〕
当社は、ガバナンスに対する方針で「コンプライアンス遵守」「高度な倫理性に根ざした事業活動」を掲げ、持続可能な社会の実現に貢献することを目指しています。
当社は、医療セグメントを担う企業として、公的役割も担っているという事業特性を認識した行動が求められています。
当社では、「コンプライアンス遵守」「高度な倫理性」を重点課題として掲げ、役員および従業員が社会課題に取り組むことができるよう、毎年度定期的に教育訓練や理解度向上に向けた活動を実施します。
コンプライアンス体制
当社は、コンプライアンスを実践するにあたって基本方針を制定し、また役員および従業員の判断基準となる行動指針を設けています。経営トップをはじめとする全取締役は、コンプライアンス経営の推進に取り組み、この倫理観・価値観を当社で勤務する全ての従業員、役員で共有し、実践するものとしています。